輝くあの女性のように 第2回

松山ヤクルト販売・谷晶子さん

松山市街のビルからビルへ。ヤクルトスタッフとして、お客様に元気と笑顔を届ける谷さん。
子育てや家事を頑張りながら、仕事に邁進する彼女にお話をお聞きしました。

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谷さんのヒストリー

1972年 大阪府生まれ
1992年 結婚を機に事務職を辞める。
1993年 長男を出産。
1994年 ヤクルトスタッフとして働きはじめる。
1998年 長女妊娠、いったん退職する。
2000年 長女が1歳のとき、上司の勧めを受けて復職。

長男出産後の仕事にヤクルトスタッフを選ばれた理由はなんですか?

求人誌を見たら「1歳半から社内託児あり」って書いてあり、ちょうど子どもがその年齢だったんです。「よし、ここに面接にいこう」って思い立ちました。今は社内託児ではなくなりましたが、委託による託児でサポートしてくれています。0歳児から預かってもらえるので、かえって預けやすいかもしれませんね。そういった環境なので、スタッフは子育て中の人が多いんです。参観日などでお休みする場合、お互いがフォローしあえるし、お届けもある程度自分で調整できる点もやりやすいです。顔なじみのお客様には「運動会に行った?」など気づかってもらえるのもありがたいことです。

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長女が1歳のときに職場復帰しようと思ったのは、どうしてですか?

長女を妊娠したときには、上の子の世話もあるし、いったんは仕事を諦めました。職場の方やお客様に、「迷惑をかけたくない」という思いが強かったですね。でも、子育てに追われていると、日々に行き詰まりを感じてしまって…。そんなときに、上司に「戻ってこないか」と声をかけて頂きました。
ただ当時下の子は1歳。託児所は1歳半からしか預かってもらえなかったんですけれど、「半年間、私に任せて!」と母が声をかけてくれました。そう言ってもらえたんで、じゃあ甘えようかな…と。
上の子の幼稚園には、ちょっと早めに連れていき、帰りも少し遅めに残させていただきました。先生や幼稚園の関係者の方々にも助けていただきましたね。

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お仕事ではいろんな方とのコミュニケーションが大切ですね。

そうなんです。でも、信じてもらえないかもしれませんが、実は私、すごく人見知りなんです。知らない方に声をかけるのは、ホントに苦手だったんですけど、まずはお客様の話をしっかり聞こうと心がけました。
そういう姿勢で毎日お顔をあわすうちに、だんだんと人見知りがなくなってきました。嬉しいことに、お客様もそんな私を受け入れてくださり、夏に冷やしたタオルを用意してもらったり、冬にコーヒー入れてくれたり。今ではお客様と会うことが楽しくなって、それも仕事を頑張れる要因になっています。
また、うちの会社は松山市からの委託で、独居老人の方の安否確認を兼ねた週二回の訪問をさせて頂いています。いつも皆さん、訪問を待っていてくださいますが、先日、いつもなら出てきてくださる方に反応がない時があって、何かあったのではないかと心配になって、声をかけながら入ったら、奥の方で作業されていたんです。「心配してくれてありがとう」と言われてほっとしました。社会の役になっていると感じましたね。

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休日はどのようにリフレッシュしていますか?

友だちとカフェやショッピングですね。それから…娘と一緒に嵐の応援(笑)。元々は娘が好きで、私は見ているだけだったんですが、生で嵐のコンサートを見たらはまってしまいました。娘と一緒に盛り上がれるのが楽しいです。主人は呆れているんですけどね。嵐にパワーもらって、より仕事を頑張れるんです。「またライブに行くために今日も頑張ろう」と。

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これからもお仕事を続けていかれますか?

今の仕事に就いて16年目にはいり、リーダーという責任ある立場も任されています。続けるかどうか、迷ったこともあります。理由は、扶養との兼ね合い。頑張れば頑張るだけ収入はあがっていくんですよ。ただ、あまり売上が増えすぎると、扶養の範囲を超えてしまいます。売れてしまって困るという、贅沢な悩みを抱えています。収入をセーブするために、人間関係が深くなったお客様を、別の担当者に任せなくてはいけないのが辛くて。ここ何年かそんな感じで悩んでいましたが、今は扶養の枠を外れて、やっていこうという気持ちになっています。子どもも成長し、私自身もハタラク女性として、また一つ、ステップを上がっていこうと思っています。

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タイムスケジュール

4:50 起床
部活の娘さんのために早めにお弁当を作りながら朝食や家事。
7:30〜8:00 出勤
職場までは自転車で20分。
お客様の要望で早めのお届けをすることも。
15:00 退社
スーパーで買い物をしつつ帰宅。帰宅後は、食事の支度や家事を手早く済ませます。
19:30〜21:00 夕食
長女の帰りを待って、同居のお母さんと3人で。

ご主人と長男が帰宅
食事のおともをしながらリラックスタイム。テレビを見たり、家族で話をしたり。

24:00 就寝
一度眠ると、目覚ましが鳴るまで起きません
コンサートでパワーチャージ!
元気のもとはやっぱりヤクルト400です!

これから「ハタラク」あなたに、谷さんからのメッセージ

仕事のブランクがある女性が、職場に復帰されることには色々と不安があると思います。でも心配されるより、まず飛び込んでみてはいかがでしょうか。きっと周囲の方にフォローしてもらえると思うんです。一人で何もかもしようと思わないで、家族だけではなく、環境にも甘えられる時は甘えて…。「なるようになる」って開き直るかことも大事かもしれませんね。「子どもが小さいうちはそばにいてあげたい」という気持ちもありましたが、意外と子どもは友だちができて、楽しくやってくれました。べったりと一緒にいない分、親子の時間も密度が濃く過ごせたように思います。何より、親子ともに世界が広がってよかったですね。

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松山ヤクルト販売株式会社

愛媛県松山市千舟町1丁目4番地8
089-941-8960

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